【神埼よってちょ(岐阜県山県市)】古民家風のコワーキングオフィスに行ってみた。

リモートワークが推奨されるようになり、様々なコワーキングオフィスが出てきたが、
中でも岐阜県山県市にある「神埼よってちょ」は一風変わっている。
何が他のオフィスと違うのか、実際に体験したことを交えてまとめてみた。

目次

特長1:場所

神埼よってちょのある山県市は岐阜市や関市と隣接しており、平野になるのだが、
ここはけっこう山の方に入り込んだ位置にある。
マイカーかバスでないと来れない場所だが、途中、ガードレールや車1台分くらいの幅の道もあり、
運転に慣れていないとちょっと怖いかもしれない。
また、岐阜市や関市ではほとんど雪は溶けているような状況でも、
ここにはけっこう残雪が残っていたので、冬場に来ようとすると大変かもしれない。

ちなみに、一応看板はあるが見落としやすいので、向かいにある「北山公民館」を目印にすると良い。
確認したところ、公民館の駐車場に停めても問題ないそうだ。
カーナビによっては「神埼よってちょ」で出てこない場合もあるが、公民館ならほぼ出てくるはず。
グーグルマップなら問題なく出てきた。

特長2:外観

外から見たら庭付きの戸建てにしか見えないこの建物が「神埼よってちょ」。
とてもオフィスには見えないところが、他のコワーキングオフィスとの差別化ポイントだろう。
仕事をしているというより、肩肘はらずに気軽に作業がしたいという時にピッタリの雰囲気。

特長3:内装

玄関をくぐると座敷があり、テーブルやこたつがあって本当に民家のよう。
すぐ側にはオープンキッチンもあり、ここも利用可能らしい。
奥に別室があり、広いオフィス空間があるが、ここもログハウスのように
木材を全面に押し出した造りになっていて趣がある。
「田舎の実家に帰省した」ような雰囲気を味わえると思う。

特長4:環境

近くには神崎川が流れており、庭から石段を降りれば川岸まで行くことができる。
夏には水遊びもできるとのこと。
余談だが、この日はサウナテントが組み立てられており、
サウナの後の水風呂代わりに川に飛び込んでいた。

周囲にはコンビニはおろか店はほとんど無いので、
必要なものは事前に用意しておく必要がある。
カップ麺などの簡易食程度なら施設内で購入できる。

特長5:設備

建物内はWi-Fiが完備されており、パスワードも壁などに表示されているので自由に使える。
速度は計測していないが、ブラウジング程度ならもたつきは感じなかった。
席にはそれぞれコンセントが備えられているので、PCなども安心して使える。
USB端子は無いので、スマホなどを充電する際は別途、変換アダプタとケーブルを用意する必要がある。

特長6:無料開放日

ここが一番の特長だと思うのだが、ここでは毎月1回、無料で自由に使える日がある。
毎月、第2土曜日がそれに当たるのだが、その日は無料で施設が使えるだけではなく
BBQなど様々なイベントが行われることが多い。

この日は玄関先でお餅を焼いたり、煮物を作っていて
部外者の私にも振る舞ってくれた。
また、庭ではサウナテントが設置されていた。
(サウナがあるとは予想もしていなかったので、何も準備しておらずこの時は辞退した)
地元の方も野菜やお肉などを差し入れに来ていて、
この日は地域同士の交流の場にもなっていることを実感した。

道路を挟んで向かいにある北山公民館。

まとめ

今まで使ったコワーキングオフィスの中で、良い意味で一番オフィスらしくない場所だった。
10時頃に到着し、午前中はMacで作業をしていたのだが、
お昼過ぎには施設の方や地元の方と一緒に、火を起こしたりお餅を焼いたりしていた。
初見の私が手伝うことに何の抵抗もなく受け入れてくれて、料理も振る舞っていただいた。
昼食用に持参していたカップ麺はそのまま持ち帰ることとなった。

通常は施設の方がいないこともあるらしく、利用する際は予約をしてほしいとのこと。
予約完了時に入り口のロックを解除するパスコードを教えてもらえる。

近くに駅はなく、岐阜市からでも車で1時間くらいはかかるような場所だが、
それだけに他のオフィスでは味わえない自然や地域の方との触れ合いなどが体験できるので、
ちょっと雰囲気を変えてみたい、静かな場所でのんびり仕事がしたい時には良いと思う。
気になる方は、第2土曜の無料開放日にふらっと訪れてみてはどうだろうか。

施設情報

神崎よってちょ
〒501-2301 岐阜県山県市神崎118-1
営業時間 9:00-17:00※年中無休
予約は下記ホームページからできます。
https://www.yottecho.com/